【触 覚】

みなさんは、バッグやポケットの中から手探りで家の鍵を探した経験はありますか?


人間は目で見ていなくても物の形や手触りを感じることが出来ます。




これは、「触覚」が働いてくれているからなんです!


バッグの中で鍵を探した時、触覚がたくさんの物の触り心地を感じ脳の中で一つずつ鍵の形の記憶と照らし合わせているのです!!


触覚は他にも圧や痛み、温度、かゆみなど、沢山の感覚を感じることが出来ます。


人間の皮膚感覚は本当に凄いです✨




そんな触覚は、情緒の安定に関与していると言われています。


例えば、毛並みに沿って触ると気持ちの良い落ち着きを感じ、逆なでするような触り方をすると、何だかゾワゾワと落ち着かないですよね。


幼いころから手放せないタオルがあるお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。



触覚が過敏で、触られることを嫌がったり、嫌いな触り心地がある(特定の服しか着ない、濡れるのが嫌い等)というお子さんも少なくありません。


皆さんも、暗闇などで予想もしないものが体に触れた時や、腕がムズムズするような感覚を感じると、びっくりして逃げたり、払いのけたりした経験はありませんか?



このように触覚には不快な刺激や害を及ぼすかもしれない刺激から身を守る為の機能が備わっています。


これは大切な感覚ですが、感じ方に偏りがあると困り感に繋がることがあります。


触覚が過敏なお子さんは、このような不快な触感が周りに溢れており、不安な中生活していると考えられます。



触覚が過敏なお子さんには、


・声を掛けてから触れてみる


・服を一緒に買いに行ってみる



など、安心に繋がる工夫をしてあげると良いかと思います。



また、不快な刺激を感じた時、「好きな触り心地の物」が活躍することもあります。


好きな感覚を上手に利用することで、嫌な気持ちを軽減できるかもしれません。


苦手な感覚は 慣れていくもの ではありません。


嫌な感触のものは出来るだけ取り除いてあげたり、「触っても大丈夫なんだ」と思えるような、お子さんが安心できるサポートの仕方を一緒に考えていきたいですね。



反対に、触覚の感じ方に偏りがあることで、沢山求めてしまうお子さんもいます。


そのようなお子さんは触る事が好きで、人との距離感が近くなってしまうことがあります。


そのような場合は、“触る事”を日常の物や活動に置き換えて、満たしてあげる事が方法の一つとして挙げられます。


ブランケットやクッション等を活用してみたり、料理やお風呂掃除のお手伝いを頼んでみるなど、お子さんに合った物や活動を探してみると良いと思われます。








・感覚シリーズ第1弾【視覚】について


・感覚シリーズ第2弾【聴覚】について


・感覚シリーズ第4弾【味覚・嗅覚】について